SNUG Journal

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行! 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「対話の場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行!
 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「話し合いの場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

【第51号】初心はどこへ?知らんがな(と、言いたい)

 

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 前回のブログの公開が月曜日となってしまったため間隔が短いですが今週もSNUG Journalをお届けします。

 さて今回は第51号。現場のレポートは前回したので、今回は徒然なるままに回となります。

 オリジナル漫画「たいわのふしぎ」コーナーもありますので今週もぜひ最後までお読みくださいね。

粉雪降る札幌の街。

今週のSNUGの動きは?

 SNUG Journalの発行が月曜日にずれこんでしまったので火曜〜金曜の動きとなります。さっぽろ気候変動タウンミーティングのnote記事が2個公開されました(後述します)。

 さっぽろ気候変動タウンミーティング第2回目を今週日曜日に控え、プログラムを検討したりユースファシリテーターとの打ち合わせをしたり。また業務連携しているお仕事のお打ち合わせやなども進んでいます。

 もう少しで発表できそうなユース向け事業のフライヤーデザインが確定したりと嬉しいこともたくさんありました。楽しみ!

 

さっぽろ気候変動タウンミーティングの公式noteにてコーディネーターのレポートを書きました!

 さて今週の日曜日に第2回を控えた札幌市環境局主催のさっぽろ気候変動タウンミーティング。第1回のコーディネーターレポートを書きました。

 タウンミーティングの様子は前回のSNUG Journalでも触れていました。しかしこのnoteのレポートではSNUGとしての活動ではなく「ワークショップとしてのタウンミーティング」をコーディネーターの視点でお届けしています。ぜひお読みいただきたいです!

note.com

 

タウンミーティングの参加者インタビューもアップされました!

note.com

 また以上と併せてタウンミーティングの参加者のインタビュー記事も公開されました。

 このインタビュー記事はタウンミーティングにどんな思いの参加者がいるのかを知っていただき、未来の参加者のハードルが下がれば…との思いもあります。

 今回インタビューにご協力いただいたイヌスキーさんは等身大の言葉でタウンミーティングへの参加体験を語ってくださいました。ぜひお読みくださいね!

 

 

 

ユースファシリテーターたちとのタウンミーティング運営会議、開催!

 さて、今週はタウンミーティングのユースファシリテーターとの作戦会議が2日間行われました。そのうち一日の様子です。

わいわい感があります。

 タウンミーティングにユースファシリテーターが入ったのは今年が初めて。それゆえどんな場づくりをしていくのかも全員未知数。可能性でいっぱいです。

 市役所担当者とユースファシリテーター、コーディネーターの私で集い、タウンミーティングのありたい姿を対話しました。

 私はファシリテーター養成講座の講師を担当し、ユースへファシリテーションの基礎をお伝えしていました。しかしユースファシリテーターたちが現場に入り基礎どのように活かすか、対話の技術をどう自分なりに応用していくのかということも、今後丁寧に伝えていきたいです。

 改めてファシリテーションや場づくりは答えもないし果てしないなと思うとともに、対話の場づくりをする「ファシリテーターチーム」がいることを心強く思いました。

 

さっぽろ気候変動タウンミーティング第2回目は今週日曜日です!

 ということでみんなでつくるタウンミーティング、ぜひお越しください。どの回からでもご参加いただけます!

日時:2024年12月1日(日曜日)14時00分~17時00分
場所:札幌エルプラザ2階会議室1・2
講師:小坂優さん(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)
参加お申し込みはこちらから!
(全8回共通の申し込みフォームのため、一度お申し込みしていただければ次回以降のご連絡もいたします。)
主催:札幌市環境局

 

「丁寧に伝える」で思い出す私の町の町医者たち

 突然ですが、私はいくつかの病院を掛け持ちしており、それぞれの分野のかかりつけ医がいます。いつもお世話になっているお医者さんたちはいわゆる地域密着型の病院の「町医者」です。

 そんな町医者の皆さんにたくさんお世話になった今週。私の健康、心身の仕組みや現状を丁寧に過不足なく説明してくれているなと気づきました。

 例えば診療内科のF医師はうつ病の仕組みと私がなりがちなうつ病一歩手前の危険信号を順序立てて教えてくれます。産婦人科のK医師は低用量ピル服用による血栓ができる仕組みと血栓の防止策を噛み砕いて教えてくれました。

 それゆえ待ち時間は長いのですが、丁寧な過不足ない説明の安心感たるや偉大。いつも病院を出たあと、安心感のある晴れ晴れとした気持ちになっていることに気づきました。

 私の専門分野である対話の場づくりでも、丁寧な過不足のない説明を大事にしながら、地域の中で誰かの晴れ晴れとした気分や安心感をつくれたらと思いました。

 

初心はどこへ?知らんがな(と、言いたい)

 とはいえ、今週は「ファシリテーター」という言葉の定義のすり合わせによく遭遇する1週間でもありました。改めてファシリテーターという仕事、役割の捉え方は人によって様々。もはや多義語です。

 カオスな毎日の中、「初心忘るべからず」という言葉が頭をよぎります。…が、初心なんて思い出せないよ!だって日々こんなに変化している。

 でも思いました。当たり前だけど私が必要だと思うことをやること、言うこと。存在してほしい対話の場をつくること。そのために会議し提案しプログラムをつくり準備し現場に向かうこと。それがSNUGとしての仕事であったと!

 初心はの在処は現在不明ですが、私は今の私の感情、気持ち、問いからは手を離さないでいたい。

 「初心忘るべからず」など「いい感じ」な言葉には影響を受けやすい私。そろそろ「知らんがな」と言えるようにもなりたい。規範との戦いです。

 

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

 4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!今回は好きだけど苦手な懇親会での一幕。

結び

 さて今週のSNUG Journalはいかがでしたか。最近のジャーナルの中ではライトな回となった気がしますがいかがでしょうか。

 外は雪、街がとても綺麗でした。いつまでも綺麗な季節があるように、気候変動や街の課題をこれからも考え続けたい、考え続ける仕組みをつくっていきたいなと思う日々です。

 さて、取り留めのなくなりそうなところで今週はおしまいにします。体調が芳しくなさそうな方もちらほら見かけます。くれぐれも皆さん、あったかくしてください。

 ではまた来週、ここSNUG Journalでお会いしましょう!

 

2024年11月29日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子