SNUG Journal

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行! 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「対話の場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行!
 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「話し合いの場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

【第54号】謙虚でいましょう、 私たちの弱さを自覚しましょう。対話の力を信じ続けるための努力をしましょう。

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 さて今回は第54号。気づけば年末、このSNUG Journalも2024年残すところ今回を含めて2回です。師走!餅はまだ買っていません。

 前回は徒然なるままに回でしたが、今回は一転しSNUGが関わるお仕事や現場を中心にお届け。ぜひ最後までお読みくださいね!

 

今週のSNUGの動きは?

 さて、今週は準備準備の1週間でした。先週の体調不良により打ち合わせの日時を再調整していただいた関係者の皆さんに感謝しながら、たくさんミーティングしてきました。今は健康なことがとっても幸せです。

 準動き出す事業、明日に迫った(セミ)クローズドの「公正な対話」を考えるためのセミナー、これから詳しく書きますが、今週末に控えたさっぽろ気候変動タウンミーティングも今週日曜など盛りだくさんの最近。

 そして来週は令和6年度札幌市子ども議会(主催:子ども未来局)の市長報告会もあります。現場を控えた1週間はわくわくどきどき。

 

全8回のさっぽろ気候変動タウンミーティング2024、第3回は今週末日曜日です!

 札幌に関係のある市民が集い、対話を通じて学び、考え、自分らしく行動していくための全8回のワークショップ「さっぽろ気候変動タウンミーティング2024」(主催:札幌市環境局)。

 私はコーディネーター、ファシリテーターとして関わっています。

 「ふむふむ・もやもや期」と名付けられた前半4回の折り返しでもある第3回。テーマは「気候変動と正しい科学の知識:地域・ローカル編」。チャレンジングなプログラムをご用意してお待ちしています!

 お申し込みはこちらから!タウンミーティングのHPのバナーも新しくなりました。タウンミーティングのHPもぜひご覧くださいね!

 

タウンミーティングのユースファシリテーターとのミーティングも実施!

 タウンミーティングをよりよい対話の場とするため、ともに公正な対話の場づくりを目指しているユースファシリテーターたちと各回、プログラムについて話し合うミーティングをしています。

 今回は少人数でしたが、それゆえじっくりと、グラフィックのミニ練習もしたりと楽しく刺激的な時間でした。

 

タウンミーティングのnoteの記事も続々公開中!

 タウンミーティングでは各回、コーディネーター目線での現場レポートと参加者によるインタビュー記事二つをnoteにて配信中!

 まずは私長谷川友子が書いている第2回目の開催レポート。タウンミーティングがどんなプログラムなのかを知ってもらえたらとの思いで書いています。ぜひお読みください!

note.com

 そしてお次は参加者インタービューの記事。タウンミーティングってどんな人が参加しているんだろう?どんなきっかけで参加しているだろう?ということが等身大の言葉で書かれています。

 素敵なインタビューなのでこちらもぜひチェックしてくださいね!

note.com

 

こっそりおひろめ…ついにこの企画が始動。

 時は来た!ジェンダーコレクティブ北海道ユースコミュニティメンバー募集が始まりました!

 こちらは計4回のワークショップ(ミーティング)を通して「ジェンダー」という言葉をキーワードに対話し行動していくユースのコミュニティメンバーの募集です。

 ついに!札幌、北海道でこのようなジェンダーに特化した対話の場、ワークショップにファシリテーターとして関わることができることを嬉しく思っています。

www.danjyo.sl-plaza.jp

 この企画をする際にいろんな方にヒアリングをしていた中で、「ジェンダー」という言葉を「LGBTQのこと」「世界の貧しい女の子問題」と捉えている方が少なくありませんでした。もちろんどちらもジェンダーのこと。

 しかし、ジェンダーとは性別に関して「こうあるべき」「こうあるのが自然」といったように、みんなの中で共有されている考え方や価値観などのことを言います*1。だから関係ない人はいない、誰しも身近なものなのです。

 じゃあ「ジェンダーギャップ」「ジェンダー平等」ってなんでしょう…?それはこの企画で探究していきます。お楽しみに!こちら、素敵なフライヤーとともに詳しくは次回のSNUG Journalでお知らせします。

 

2024年を終える前に…SDGs採択から10年が経とうとしているということ

 今日は資料作成の学習を兼ねてSDGsに関するドキュメンタリーを見ていました。

www.unic.or.jp

 私が対話の場づくりに出会ったのは2019年秋に参加したイベント。そのときのテーマがSDGsでした。当時の私はSDGsという言葉を全く聞いたことがなく、社会問題にも関心がない、特にニュースにも興味のない大学生でした。

 それから対話の場づくりに関わり始めたのが2020年。当時は「行動の10年(Decade of Actio)」と呼ばれる10年の最初の年でした。

 それから5年が経とうとしている今、私(たち)は果たして行動できていただろうか。

 行動の10年の折り返しが始まる2025年。2030年までのゴールというのが遠くに思えた2020年から確かに時は流れ、私自身も大人と呼ばれる立場になった今、5年の短さと重さを感じています。

 このドキュメンタリーの最後に国連事務総長のグテーレス氏が語っている言葉をここに記しておきます。

Let's be humble,

let's recognize our fragilities,

and Let's understand that only in unity and solidarity will be able to address them.*2

 

謙虚でいましょう、

私たちの弱さを自覚しましょう、

そして一致団結できた時のみ それができると理解しましょう*3

 

 これを機に、グテーレス氏に続いて私からも…「対話の力を信じ続けるための努力を続けましょう」。

 

結び

 突然グテーレス氏に続きだすこの遠慮のなさ、おこがましさ!!

 私はおこがましい人間ですが、それでも日々気持ちが引き締まったり、引き締まりすぎて緊張したり不安になったりもします。大胆に出ておいて勝手に卑屈になったり。

 それでも対話の不思議さや楽しさ、そして力強さを必死に信じるために努力したい。ワンダーは忘れずに。

 先日、美容師室に行ってきました。いつもお世話になっている美容師Sさんに現状の髪の悩みを伝えた上で、思い切って「お任せ」でオーダーしてみました。「長谷川さんのイメージに合うようにしますね」と言われながらパーマ開始。全て終わるまで自分がどうなるのかわからない、身を委ねる面白い体験でした。

 そして…完成したのは少年風のもこもこヘア。気に入っているのでお会いしたらぜひほめてください。

 さて、今週のSNUG Journalはこれで終わりにします。また来週、ここSNUG Journalでお会いしましょう。

 

2024年12月20日金曜日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

 

 

*1:ヒューライツ大阪さんのホームページより用語の説明 「ジェンダー」を参考に作成した文章です。ヒューライツ大阪さんには許可をいただきました。ありがとうございました!https://www.hurights.or.jp/japan/learn/terms/2011/08/post-8.html

*2:英語字幕より

*3:日本語字幕より