「SNUG Journal」 へようこそ!
「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。
今回は34号。今回は縮小版でお届け。いつもの漫画は休載し、最近のSNUGや私長谷川友子の学びについて、少しだけここに記そうと思います。ぜひ最後までお読みくださいね。
今週のSNUGの動きは?
今週はもっぱら北大での授業の準備をしていました。またお手伝いするイベントの打ち合わせなどもしていました。個人的には、先週末に「私たちのエクイティ・トレーニング」やクライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパンの「気候危機の最前線を知る ドキュメンタリー上映会ツアー」札幌会場に参加。学び大き一週間でした。
重要なお知らせ:北海道大学環境科学院での山中康裕教授とのコラボ授業は延期します(延期日程未定)
明日7月20日(土)に実施予定の「公正な対話のためのトレーニング:エクイティを実現する対話の場とは何か、ともに考え練習しよう」は、担当の山中教授の体調不良により延期して実施することとなりました。参加お申し込みをしてくださった皆さんにはメールにてご連絡済みです。
楽しみにしてくださった方、延期日程のお知らせをお待ちくださいませ。諸々決定し次第、SNSやこのブログでお知らせいたします。
授業作成の過程で学んだこと
延期になってしまった授業ですが、授業をつくる過程でさまざまな気づきがありました。
これまでもSNUGは大学にてワークショップや講座をしてきました。しかし「授業」という言葉がつくといつも以上にガチガチに緊張してしまうのです。本番までにその緊張を解体して臨みますが、今回も例の緊張が訪れました。
気づけば私が作成していたスライドの数は膨れ上がり、頭でっかちになっていて…そんな自分に気づいたら「ああ、なんて私は小物なんだ!」と卑屈&ナイーブモード。
私の場合、猪突猛進で進むことではあまりいい結果を出せたことがありません。だから緊張したり何かに必要以上に怯えるとき、一度立ち止まって考えてみます。今持っている恐れはなんだ?と。
今回気づいたこと、たぶん私は…年齢が上がるにつれ変わっていく「見られ方」の変化に戸惑っていること。そして、周囲の人に年齢相応で立派な人に、いい人に、賢い人に見られたいという気持ちが少なからずあること。そして…「あなたは若すぎる」「女性なのに堂々として腹が立つ」「なぜあなたがそのポジションにいるのか」と咎められることを恐れていること。
膨れ上がったスライドや私の現状を見た教授や周りの人から「あなただからできることは何?」という問いかけをもらったように思います。
そしてSNUGのインターン生たちに「授業に緊張しているのだ」と打ち明けると、「授業を受けたあとに参加者にどうなっていてほしいですか?」と問いかけをもらいました。普段授業を受けているからこそ持っている「こういう授業だったらいいな」という思いや考えを共有してくれ、親身に相談に乗ってくれました。みんなで考えるってすごいなと改めて感じました。
実施は延期になってしまいましたが、周囲の方々からの問いかけやフィードバック、学びを受けて今は提供したいプログラムが更新されました。
延期の日程が決まったら、ぜひいらしてください。一緒に対話ってなんだろう、公正な対話ってなんだろうと考えたいです。
インターン生に向けたプログラムを実施中!学び多し…。
先ほどもインターン生たちが助けてくれていることを書きました。SNUGのインターン生との活動は継続中。
インターンプログラム自体を一緒につくるようなプログラム。対話の練習は、立ち止まって、進んで、また立ち止まったりするように進みます。私はインターン生たちとの対話の場を学びながら、たくさんの学びがあります。
例えば、私がいつのまにか大人になっていること。言い換えると、パワーが増しているということでもあります。私が言っていることがインターン生にとっては「正解」のように聞こえているかも知れないということ!!
そして問いかけ一つでその場が変わること、ぽろっと出たワードからオリジナルワークができていくこと、人それぞれ学びのスピードやこだわりも違うことを経験し、改めて未知と向き合う不思議さ、難しさ、面白さを感じました。
対話を学ぶには、たのしいときも、もやもやすることも、ひりひりすることも、ときに落ち込んでしまうような局面もあるかもしれません。でも、集まって対話するから学ぶことができることがある。
それぞれのペースで、時間をかけながら進んでいきましょう。
SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」
今回は縮小版につき休載です。次回をお楽しみに!
結び
さて今回は縮小版なのでこのあたりでおしまいにします。なんだか暑くて肩が凝って仕方がないです。でも涼しい夜道を散歩したりお水をたくさん飲んだりして、過ごしましょう。いろいろなことがあるけれど、せっかくの夏を楽しみたいですね。
ではまたここSNUG Journalでお会いしましょう!
2024年7月19日(金)
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子