SNUG Journal

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行! 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「対話の場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

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 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「話し合いの場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

【第4号】番外編!SNUGロゴ制作者であるクマガイ コアさんの世界

「SNUG Journal」 へようこそ!

 話し合いの場づくり屋 SNUGにまつわる情報や活動内容、対話に関するトピックを毎週金曜日にお届けします。

 札幌はついに雪が降ったり、かと思えば雨になったり。不安定な天気が続きますが全国(全世界?)のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回は第4号にして番外編。SNUGのロゴを制作していただいたアーティスト、クマガイ コアさんへのインタビューを通してコアさんの世界をお伝えします。

 若きアーティストの感性を最後までお楽しみください!

 

 

 2023年11月上旬某日、コアさんのお宅に伺いインタビューを行いました。

 インタビュアーはSNUG代表の長谷川友子です。では、その様子をお届けします。

 

インタビューに応じてくれたコアさん(右)と、SNUGの長谷川友子(左)。

ー誰かにお願いされて作品を作ったのは初めてだそうですが、やり終えた今はどんな気持ちですか。

クマガイ コアさん(以下、コアさん):お願いされて作品を描くのは初めてです。SNUGは話し合いの場づくり屋だから、話し合うということを考えて描きました。考えながら描くというのが初めてでした。

 

ーロゴのポイントはありますか。

コアさん:「U」の途中で色を区切ったのは、ここからは新時代というイメージ。まだまだ始まったばかりだよ、というメッセージがあります。

「U」の半分から色が切り替わります。
コアさんとSNUGはたくさんやりとりをして、最終的にこのロゴになりました。

構想段階のロゴ。

最初は赤やオレンジなど力強い色の案もありました。

「SNUG」の字の形もそれぞれかわいいですね。

丸いデザインもありました。

ーコアさんは、ロゴとともに雪だるまの「SNUGん(スナッグン)」というキャラクターも提供してくれました。ロゴ案にも登場した「SNUGん」はどんなキャラクターですか。

コアさん:「SNUGん」はシンプルな雪だるまを描くために誕生しました。でもSNUGんは、よくみる雪だるまと全然違うところがあります。 
 バケツの帽子がない。にんじんの鼻がない。雪だるまから鼻と帽子と手袋も消しました。でも雪だるまだから靴は必要かなと思って残しました。目もかわいくし、口も追加して木の枝をつけたら「SNUGん」です。

 

 

 

ー「SNUGん」はいつ誕生したのですか? 

コアさん:実はゆうこさんに出会う前からSNUGんはいました。SNUGんの旧バージョンを特別にお見せします。ゆうこさんに夏会ったときに、今のようなSNUGんに変えたほうがいいかなと思ったのです。

旧バージョンSNUGん。今とは異なるデザインです。

 今のバージョンになったのは、「話しているふりではない」ということに気づいたからです。
 こんな渋い顔をしていたら話し合っている場合じゃないですよね。それにみんなも評価してくれないなと思いました。


 楽しく話し合うことが重要だと思い、それぞれ表情もつけました。このキャラクターだったら、動きの表現もつけることができます。
 いろんなSNUGんを描きながらSNUGの魅力がわかりました。

コアさん作、「SNUGん」たちのイラスト。たくさんの動き、表情!

 

ー「楽しく話し合う」という言葉が出ましたが、中にはあんまり楽しそうではないSNUGんもいますね。

コアさん:それぞれのドキュメンタリーがあるんです。
 例えば、左下は「怒りSNUGん」、「IKARIGん」です。その子たちはもともと仲がよかったのに、ひとりが遊びの約束をしていたのに家族旅行に行ってしまって、それにもうひとりが怒りすぎて大噴火しちゃったのです。それがきっかけでこんなに怒ってしまっているのです。

こちらの左上にもいる赤い靴を履いている「怒りSNUGん」。

ーテレワークしている「SNUGん」もいるように見えます。

 今日は出社できなかったけれど、オンラインで対話しても話し合いだということです。

左上にいるSNUGんはテレワーク中。そのほかにもたくさんのSNUGんがいます。

ーほかにもたくさんのSNUGんがいますね。 

 よく慌てちゃう人、話しかけられてイライラしてしまう人、いつもお腹がすいてしまう人、車椅子の人、うるさい人、歌が好きな人、などを表しています。
 オレンジの靴のSNUGんはのんびりしていて、SNUGの話し合いよりも自分だけの生活をしたい人のイメージ。

 羽が生えているのは理想の自分になりたいSNUGんです。

理想の自分になりたいSNUGん。

ー「理想の自分になりたい」って?

コアさん:この子は過去、SNUGんのことが大嫌いだったのです。自分は動物になりたかった。「理想になりたいSNUGん」は理想になりたいという思いから羽が生えて、動物のいる国に行こうとしています。

 
 それから、これ(以下の画像)は大きいけれど、ただの巨人ではなく優しいです。巨人は寂しいから仲間に入れたほうがいいかなって。

 

大きいが優しいSNUGん。

 

 巨人のこの子は、生まれつき長く生まれてきました。最終的には自分の家を破壊するくらいの巨人として暮らしてきました。一番背が高いことでずっと困っていて、悲しい表情に変わってしまったのです。この絵はSNUGという一つのお部屋に入っているところです。

 

ーSNUGんはまだWebサイトやInstagramには登場していませんが、今後いろんなところで活躍してもらえればと思っています。最後に、絵やロゴを見てくれた方にメッセージはありますか。

コアさん:SNUGはお話し合いの場づくり屋だから、これからも話せない人や話すことへの勇気がない人にSNUGをわかってもらい、SNUGに参加するということができたらな…と思っています。

 SNUGはとにかく大事な任意団体だと思います。まずはロゴを見て話し合いの場づくり屋だということをわかってもらえたらなと思います。

 

ーコアさん、素敵な時間をありがとうございました!

とにかくずっと描き続けるコアさん。

 

 さて、新時代のアーテイスト、クマガイコアさんの世界はいかがでしたか?

 コアさんは現在、「えべつまちなかアート月間」2023にて江別市大麻にある「cafe & noodles menkoiya」に作品を展示中。

 こちらのサイトから展示作品を見られますので、ぜひチェックしてくださいね。

 

最近のSNUG

 秋はSNUGは活動まっさかり!先週は大学の授業の現場に伺ったり、委員会活動、2023年子ども議会などの現場も盛りだくさんでした。

 今月末は再び高校に伺い探究学習に関わる予定です。また現在水面下で動き中の企画も多数…!
 今年も対話、話し合いの現場で皆さんにお会いできることを嬉しく思っています。

 対話やファシリテーションのあり方をもっと時代や課題に合わせて、誰かを力づけることができる技術にできるように。試行錯誤を続けます。

 

結び

 今回は番外編ということで、活動報告ではなくSNUGにかかわるアーティストを通してSNUGの世界観をお伝えしてみました。

 みなさん、いかがでしたか?
 コアさんへのメッセージや作品への感想がありましたらSNUGを通してご本人へお伝えしますので(コアさんは喜ぶと思います)各種SNSなどで教えてくださいね。

 

 混沌とする世の中、堪えるニュースが続きますがともにに生きていきましょう。辛くなったらメンタルの専門家を頼りましょう。では、また来週に。皆さま、よい週末を!

 

2023年11月17日

雨が降る札幌の某スタバにて

SNUG 代表 長谷川友子