「SNUG Journal」 へようこそ!
対話の場づくり屋 SNUGにまつわる情報や活動内容、対話に関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。
今回は第18号。最近続々と公開されている映像やレポートをお届けします。
そして今日は国際女性デー!少しですがジェンダー平等についても書きました。
今回も、ぜひ最後までお読みください!
「令和5年度札幌市子ども議会」の動画が札幌市のYouTubeチャンネルにアップ!!
この「SNUG Journal」でもお伝えしてきた「令和5年度札幌市子ども議会(主催:札幌市子ども未来局)」の子ども議会委員会の過程と秋元克広札幌市長への報告会の様子の動画が札幌市公式YouTubeチャンネルにアップされました。
今年度の子ども議会のテーマは「共生社会」。子どもたちが考えた「共生」「共にいる」という状況の思考過程も映像に収められていますので、ぜひご覧ください。
私長谷川友子は、子ども議会のファシリテーターとしてプログラム内容やワークシートのご提案、投影資料作成などの準備から当日の子ども議員の対話のサポートやファシリテーションを行ってきました。
また、ユースファシリテーターの事前研修の講師やユースファシリテーターとのふりかえりなどの学びのサポートも行ってきました。
この映像は市長報告会にとどまらず、ユースファシリテーター研修、子ども議会委員会全5回の過程、振り返りの風景も収められていて、この事業がどのように進んできたのかがわかり、見応えがあると思います。
今回の市長報告会では子ども議員たちの提案の前にユースファシリテーターの代表から学びの報告の時間が設けられました。私はユースファシリテーターたちがどんなことを発表したいか、自分たちの言葉で作成している様子を見てきました。
ユースファシリテーターたちの学びの報告は、対話の場づくりの担い手として大変心強く胸打たれる内容ですので、ぜひ見てほしいです。もちろん、子ども議員は素晴らしい提案をしています。
ちなみに、今回の動画には講師やファシリテーターをしている現場の私の様子も映っています。SNUGが関わる現場にまだ参加したことがない知人たちがこの動画を見て、「あなたが実際に仕事している映像を初めて見た」との声をいただきまして、自分で言うのは憚られるのですが、確かに貴重映像かと思います(笑)。
過去、子ども議会について書いた「SNUG Journal」はこちらから。
さっぽろ気候変動タウンミーティングの第4回、第5回のnoteをアップしました!
現在私がワークショップコーディネーター、ファシリテーターを務めている「さっぽろ気候変動タウンミーティング(主催:札幌市環境局)」の第4回、第5回のレポートをコーディネーター目線で書いています。
お写真やグラフィックも多めで書いていますので、ぜひ読んでください!
残すところは明日のフィールドワークと第6回目「リフレクション&パーティ!私たちのまちで集まり対話することの可能性を想像しよう」です。
さっぽろ気候変動タウンミーティングの最終回のタイトルに「ふりかえり」ではなく「リフレクション」という言葉をご提案したのは、「振り返る」というよりも「reflect(反射する、反映する、映す)」を大事にしたいというコーディネーターの視点からです。
第6回は交流会もあります。これまでのタウンミーティングの歩みを反映させながら地域で集まり対話することの意義や可能性を対話するプログラムを予定しています。
ぜひ最終回からでもご参加くださいね!
そして、明日はタウンミーティングのフィールドワーク企画です。タイトルは、「ゼブゼブしてないZEB Ready!? 心地よさもCO2削減も追求する建築で私たちの未来を想像しよう」。
参加者はバスに乗って「株式会社竹中工務店 北海道地区FMセンター」に見学に行きます。
ゼブとは、ZEB(Net Zero Energy Building)。見学したあとは参加者と担当者さんと対話するプログラムも予定しています。私はファシリテーターを務めます。現地に赴いて、そこでどんな対話が生まれるのかとても楽しみです。
国際女性デーに寄せて
今日は国際女性デー。女性の権利のために運動し行動してきた全ての女性たちに敬意を表します。そして、今とこれからを生きる全ての女性への暴力、抑圧、差別に反対します。
私はSNUGとしてユース世代と関わることも多い立場です。
よく大人の世代から「今の世代はジェンダーの偏見とかないんでしょ」「今の若者は進んでると思うけれど」というような言葉を聞くことがあるのですが、私の視点からはジェンダー平等が進んでいるとは言えません。
既存のコミュニティから社会を学ぶユースや子どもは、むしろジェンダー平等の実現への無力感を学習し、不平等を内面化していると思うときは多々あります。
まだまだです。ともに学び続けましょう。
結び
さて、今週もお疲れさまでした。読んでくださって嬉しいです、ありがとうございました!
真冬よりも今くらいの季節のほうが身体が冷えるように感じています。春の陽気に絆されるのにはまだまだ禁物。皆さんくれぐれもご自愛ください。
また来週、ここ「SNUG Journal」でお会いしましょう。素敵な週末を!
2024年3月8日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子