SNUG Journal

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行! 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「対話の場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行!
 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「話し合いの場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

【第11号】タウンミーティング開始!そしてユース世代とともに今年も環境教育ワークショップがスタートします

「SNUG Journal」 へようこそ!

 話し合いの場づくり屋 SNUGにまつわる情報や活動内容、対話に関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の長谷川友子です。

 今回は第11号です。今回は最近の活動についてのレポートをします。

 市民対話の新たなカタチを探る「さっぽろ気候変動タウンミーティング 」と「札幌市環境教育・子どもワークショップ」のユースファシリテーター・ユースグラフィッカー研修、そして明日からスタートの「みらしる2024」について書きました。

 ぜひ最後までお読みください!

 

全6回プログラムの「さっぽろ気候変動タウンミーティング 」第1回目がスタート!

タウンミーティングのグラレコです。
(ラフィッカーはあいであふぁくとりーの「さくちゃん」こと 櫻井さん。

 2024年1月8日(月祝)に札幌市環境局主催の「さっぽろ気候変動タウンミーティング 」第1回目がスタートしました。

 このタウンミーティング は札幌市民や札幌に縁のある関わる市民が集まり、気候変動などの社会課題について学び、考え対話するワークショップです。

 SNUGの長谷川友子はワークショップコーディネーターとファシリテーターを務めています。

 第1回目の様子はコーディネーターの視点から「さっぽろ気候変動タウンミーティング」のオフィシャルnoteに書きました。様子が参加していない方にも伝ればと思い書いたので、ぜひ以下のnoteもお読みください。

note.com

 

第2回は今週末日曜日、北大内エンレイソウにて開催!

 市役所や業者のみなさんと試行錯誤しながらワークショップを設計中。みなさんのご参加をお待ちしています!

テーマ「誰一人取り残さない気候変動対策って?」
開催日時:2024年1月21日(日)14:00-17:00
会場:エンレイソウ札幌市北区北11条西8丁目(北海道大学内))
講師:遠藤理紗さん(「環境・持続社会」研究センター事務局次長・気候変動プログラムリーダー)

タウンミーティングは全6回プログラムです。
第2回目はエクイティ(衡平)について考えます。

 遠藤さんのスライドを一足先に拝見しました。「気候変動とジェンダー」という視点を中心に「誰一人取り残さない気候変動対策」についてともに学びましょう!

 

令和5年度札幌市環境教育・子どもワークショップ「みらしる2024」に向けた全3回のユースファシリテーター、ユースグラフィッカー研修が終了!

unitsnug.hatenablog.com

 公募により集まったユースファシリテーター、グラフィッカー志望者たちを対象に、今年も全3回にわたる研修を行いました。

 ファシリテーターの講師が私SNUGの長谷川友子、グラフィッカーの講師はレゾナントサイン代表の酒井麻里さんです。

研修の様子。この日は大雪でバスが遅れていた日です。
このあと無事参加者全員集合できました!

 今回のユースファシリテーター、グラフィッカーは昨年度から引き続きの参加者、全くの初心者の参加者もいて様々でした。

 研修初回では、対話をサポートするファシリテーターとは?グラフィッカーとは?そもそも対話ってなんだ?という問いから研修がスタート。

まだちょっとぎこちない様子の参加者たち(初回)。

 そして第2回目はそれぞれの役割に分かれて実践を通してそれぞれの技術を学びました。

 ファシリテーターはテーブルで島をつくって実践しながらファシリテーションを学びます。

ファシリテーションの土台となる聞く、問うを様々なワークを通して考え実践してみます。

 

 一方グラフィッカー研修は壁に向かって描く!描く!描く!ペンの持ち方から学びます。

講師の酒井さん。ユースだからって手加減はしません。

 そして研修最終日はこれまでの学びの積み重ねを可視化できるよう会場を設営。

そのときそのときの気持ちや学んだことが記録されています。

初回と比べて、自身や周囲にどんな変化があったか確認してから学びをスタート!

 最終回の前半は役割で分かれて学びの大詰め!

 ファシリテーターチームは目的について確認したのち、ファシリテーションの実践をしながらお互いフィードバックし合います。

 

こちらファシリテーターチームの机。

 一方グラフィッカーチームは、対話している内容を自分で目標設定し描いていました。

描く!

描く!!

 そして最後はファシリテーター、グラフィッカーがペアになって模擬練習。ファシリテーターとグラフィッカーの連携の仕方も様々です。

当日を想定した模擬練習の様子です。
講師陣からの容赦ないフィードバックもありました。

 研修参加者の皆さん、お疲れさまでした!そして休む間も無く…今週末は環境教育ワークショップ「みらしる」本番!
ユースファシリテーター、グラフィッカーたちは担当の児童会館へ赴き子どもたちの学びをサポートします。

 研修で模擬練習はしましたが、実際のワークショップは子どもたちが参加者。サポートするユースもぜひ楽しんで実践してきてくださいね!

 

そして私長谷川友子は子ども向け気候変動プログラムの準備中…。

 子ども向けプログラムなので、画面共有ではなく紙芝居スタイルにすることで参加者に興味を持ってもらえないように工夫しています。

作業机はカオスです…。

今年も登場!
人為起源の温室効果ガスの中で最も重要とされているにさんかたんそくん。
にさんかたんそくん自体は悪者じゃないよ。

 明日は各々の児童会館にいるユースファシリテーター、グラフィッカーとともにどんな学びの場ができるか楽しみです。

 

SNUGが環境教育、とくに気候危機教育をするわけとは?

 SNUGとして、なぜ子どもたちを対象とした気候危機(気候変動)の教育の場に関わるのかということを考えてきました。

 子どもたちに対して気候危機について伝えるということは酷だなとも思います。なぜなら、気候危機を引き起こして来たのは大人たちで、子どもたちはその影響を引き受ける世代だからです。

 しかし最近やっと気候危機を伝えることのSNUGとしての意味を言葉にすることができました。

 それは、次世代、将来世代に対して「説明責任(アカウンタビリティ)」を果たすこと。

 だから「みらしる」では責任ある大人の一人として、メインファシリテーターとして子どもたちが自分たちの未来を知る(これぞ「みらしる」!)きっかけの一助となればと願っています。

 

結び

 さて今日は盛りだくさんで書きました。今日は校正せずに寝ようと思いますので(笑)、誤字脱字、変換ミスがあればご指摘くださると嬉しいです…。

 明日、天気が穏やかでユースたちが現地に向かえますように。そして翌日日曜日はタウンミーティング第2回目!

 新たな出会いや対話の場に立ち会えることを嬉しく思っています。

 それではおやすみなさい。皆さんもぜひゆっくり眠れますように!

 

2024年1月19日
自宅にて
話し合いの場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子